リーダーとは?について会話する機会があっためも
リーダーってどういう存在なのか?リーダーを育成するというのは?というのを会話する機会があったのでこちらにも書いておく
TL;DR
- リーダーとは「物事 に対して決定を行える人であること。その判断に対して周囲から信頼を得ることができ、場面に応じて判断を柔軟に切り替えられる存在」。
- いわゆるリーダーに求められる能力である「リーダーシップ」とは「その人の持つ責任範囲で何かしらの決定を行い、行動に移すことができる能力」。
- 「リーダー」は肩書きではない。リーダーの仕事は「チーム・プロジェクト全体の成果を出すこと」であって「リーダーを名乗ること」ではない。
- 「リーダーシップ」とは「リーダー」のみが持つ素養ではない。「リーダーシップを発揮できる人」が「リーダー」なのではなく、「リーダーシップを発揮できる領域の広い人」というだけ。
- リーダーを育成するというのは「その人がリーダーシップを発揮できる領域を広げてあげること」。
きっかけ
今自分が勤めている会社には「グループ」と呼ばれる集まりがいくつかあるのですが、その中で自分は「リーダーを育成していくこと」を軸にしているグループに所属しています。
定期的に数名のメンバーで集まって議論を行ったりする機会があるのですが、その中で「会社の座談会の場でも話してみない?」という提案があったので、普段グループ内で議論している内容をもとに会話をしてきました。
その中で話してきたことが割と良い感じに自分の中で解釈できた感じなので、こちらでも書いてみようかと。
このページに書いている内容について、自分1人で考えたものではなく、同じ志を持つメンバー同士で議論を重ねて出した内容になっています。
いつも本当にお世話になっております。ありがとうございます!!!
話したテーマ 「リーダーって何?」
どの場面においても、大抵物事を進める場合に「リーダー」という存在は求められがちです。
リーダーを決める過程は色々あると思いますが、正直なところ「リーダー」に求めるものって曖昧になりがちなのでは?と思っています。
「これやりたいからいい感じに仕切ってくれ」「君の経験をもとにリーダーをしてほしい」みたいな。
そもそも、「リーダー」ってなんなんでしょうか。何となく物事を引っ張ってくれる人を想像するだけに留まることが多い気がします。というか、僕がそうでした。
グループの中で議論するうちに、「リーダーを育成したい」のであれば、「リーダー」が指すものを明確にしないと!という話になりました 。
リーダーに共通して求められるもの
「リーダー」を定義するにあたって、まずは大枠が見えておく必要があります。そこで、いわゆる「リーダー」と呼ばれる人たちに備わっているであろう共通項を出してみました。
意思決定力
物事に対してゴールを明確に設定し、そこに向けて推進できる力。
ゴールを目指す際に判断が求められるような場合に、最適な選択肢を導き出して決定する力。
信頼
その人が関わる人たちから一定の信頼を得ており、スムーズな意思決定が行えること。
コミュニティ内での信頼を得るために、一定の自己開示や他者とのコミュニケーションを取れること。
柔軟性
その場面に求められている能力を柔軟に発揮できること。
今のプロジェクトやチームが求めている役割に対して、適切にコミットメントできること。
リーダーに求められる共通の像
大枠としてはこんな感じです。「リーダーとは物事に対して決定を行える人であること。その判断に対して周囲から信頼を得ることができ、場面に応じて判断を柔軟に切り替えられる存在」と定義しました。
「リーダー」という単語が抽象的すぎる問題
「リーダー」が指す大枠は定義できました。その上で、「リーダー」が指す範囲が抽象的すぎるのでは?というのが次の議題としてあがりました。
一言で「リーダー」とまとめることはできますが、その中にも色々なタイプがいるはずで、それを定義する必要があるだろうという感じです。
例えば自分たちの中で定義したのは以下の3つです。
推進型リーダー
ゴールに向けてプロジェクトやチームをガンガン引っ張っていく存在。
新しいことをやっていくような場合はこういう存在が欲しいかも。
後方支援型リーダー
チームを引っ張るというよりは、それを支えてくれるような縁の下の力持ち的存在。
少し優先度を低く見られがちだけと、絶対に必要となるような役割も拾って、地盤を固めてくれるような存在。
専門的リーダー
専門的な技術を持って、チームやプロジェクトが抱える問題を解決していく存在。
単に力押しだけでは解決できないような問題に対して必要な存在かも。
リーダーの目的とは
こうして役割を定義してみると、なるほどリーダーには明らかに役割の違いがあり、特定のリーダーだけでプロジェクトを回すのも難しいのかもな。と思ったり。
リーダーはそれ自体が万能な存在ではなく、何かしらの役割に対してリーダーシップを持って行動できることだと考えられます。
そして重要なのは、リーダーの目的は「自分自身が活躍すること」ではなく「チーム・プロジェクト全体の成果を出すこと」にあります。推進型のリーダーが自分の思うままにプロジェクトを引っ張るだけで は上手くいきません。
リーダーとは肩書きではなく、あくまでそこにおける役割です。リーダーはリーダーを名乗ることが仕事ではありません。
リーダーに求められるのはその場面に応じて適切なリーダー像を発揮できることだと考えられます。しかしこれはあくまで理想です。人によって発揮できるリーダー像は違いますし、向き不向きもあると思います。
まずはリーダーを目指す第一歩として、自分の目指したいリーダー像を明確にすることが必要なのかな、と考えました。少し楽観的ではありますが、それ以外のリーダー像は経験を積むにつれて後からついてくるものなのかな〜とも思っています。
リーダーに求められるもの、リーダーシップ
ここまで「リーダー」について色々書いてきました。そんなリーダーに対して求めるもの、一言で表すと「リーダーシップ」になるかと思います。
リーダーシップというとなんだか難しいものにも思えますね。実際難しいことだとは思うんですが...。僕自身リーダーシップをもてる人間かどうかという点についてずっと自信が持てていないです。
ただ、リーダーシップというのは何かしらの才能というわけでなく、今後の経験によって養うことができる素養だと自分たちは考えています。
リーダーシップとは
自分たちの中では、「リーダーシップ」とは「その人の持つ責任範囲で何かしらの決定を行い、行動に移すことができる能力」だと考えています。そして、その責任範囲に縛りはありません。 リーダーシップは大小あれど、どういった人も持つ素養だと考えています。違いがあるのはそのリーダーシップを発揮できる領域です。
つまるところ、「リーダーシップを発揮できる人」が「リーダー」なのではなく、「リーダーシップを発揮できる領域の広い人」がリーダーなのでは?と思っています。
そして「リーダーシップを発揮できる領域」を広げるために重要なのは、前述した「リーダーに求められる、必要とされる行動」を小さな領域から実践することだと思われます。必ずしもそれが仕事である必要はなく、プライベートでもそういった場面は度々訪れると思います。
そういうふとした場面で意識的にリーダーシップを持つことができるかどうか、ここが重要なのかなと考えています。
「リーダーを育成する」とは
前項で「リーダー」とは「リーダーシップを発揮できる領域の広い人」と定義しました。そう考えると、リーダーを育成するというのは結局のところ、「その人がリーダーシップを発揮できる領域を広げてあげること」だと思われます。
その人がどういった場面であればリーダーシップを発揮できそうなのか?どのようにリーダーシップを発揮できれば、その人にとってリーダーとしての経験につながるのか?
育成側としてリーダーを育成する際にやるべきことは、その人のパーソナリティを分析しリーダー像を明確にすること。 分析したパーソナリティをもとに、リーダー像を養うのに適切となるリーダーシップの発揮を促してあげること。そのきっかけとなる場所を設計し提供することにあると考えました。
例えば...
- 「リーダーシップを発揮する機会がない」 -> それができるようなタスクを見繕ってチャレンジしてもらうように背中を押す
- 「リーダーシップを発揮する力量がない」 -> その人に足りない要素を分析して補うきっかけとなる場(勉強会など)を用意する
いずれにしても、育成する対象のリーダー像とレベル感を見極めることが育成側には求められます。
そして、どのようにその場を設計していくのかは今後の課題になりそうな感じです。まだまだ自分の所属しているグループも発展途上の状態なので、色々と試行錯誤していきたい感じ。
おわり
こういうこと人前で話すのは久しぶりだったのでめっさ緊張した。
またグループの中で議論したり、会社の中で話す機会もあるだろうから、考えがまとまったらまた書いてみよう。